医療事故

医療事故というのが残念ながら今の現代においてもまだまだ頻発しています。
医療事故と聞くと死亡事故を思い浮かべる方が多いですが、実際には病院内での軽症の事故も換算されるので、医療事故を広義でとらえるなら、日常的に発生しているのです。

しかし、軽症とはいっても病院内で発生した事故は看護師や医師の管理が十分でなかったと判断されるので、それも医療事故としてカウントされます。
では具体的にどういったものが事故になるのか見ていきましょう。

事故の例

ドラマや映画などでは医療ミスによる医療事故を取り上げていることも多く、医療事故とは死亡事故を想像する方が多いのですが、例えば病院の廊下で歩いていた患者が転倒して怪我をした場合も医療事故になります。
病院内で発生した事故は医療事故になるのです。

もちろん故意に患者が発生させた事件や事故などは対応も変わってきますが、病院側の過失だと全て病院側の医療事故ということになるので、この点が問題となっています。
ほかにも看護師などが患者の手に間違って針を刺してしまうことなどの事故も医療事故に含まれます。

いわゆる小さなミスも命の危険になるので、医療ミスはいくら小さいとはいっても厳重に管理しなくてはなりません。
例えば階段で転んだ患者がいたとしたら、そのまま階段下まで落ちて死亡するということもあるかもしれません。
この場合は患者に過失があったとしても、病院側の管理不足ということになるのです。

病院側の対策

病院側の対策としてできることと言えば、やはり厳重な管理をするしかありません。
医療のミスであっても、病院内の事故で当っても、病院内での出来事は病院側の責任となるので、従事する人それぞれがしっかり管理していくことが必要です。

今は医師不足でそれぞれの管理が不足しているということにもなっているので、根本的に医師不足を解決して、より厳重に医療機関の中を充実させることが出来れば良いのですが、そう簡単に行かないのがこの問題です。
医療ミスに関しては医師の技術一つにかかっているので、慎重に行うことで対策も可能です。

しかし、患者の行動によって引き起こされる転倒などについては、全て管理するとなると24時間体制で監視カメラを見ていないといけなくなります。
それもトイレまで必要になるかもしれません。
しかし、その点はプライベートの範囲なので難しい点がありますし、この医療問題は揺れる橋のような問題となっています。

また、近年は患者側の無謀な行動なども発生しているので、それによって事故が引き起こされる場合もあります。
患者側もまた、医療機関の指示を厳守することが必要になってくるのです。