「たらい回し」問題

数年前に医療の「たらい回し」が問題となりました。その問題は2014年現在でもいまだにあります。
これは医師不足や医師の負担の多さが招いた問題なのですが、患者側からすると非常に恐ろしい問題なので、早急に解決していくことが必要です。

医師の現状

現状を言うと病院は患者の受け入れ態勢がない場合は、他の病院を紹介するというシステムを取っています。
もちろんそれは仕方ないことなのかもしれませんが、中には適当に処理してしまう病院があります。

公にされていない病院であれば、そういった問題を引き起こしている病院も多数あると考えられます。
患者にとっては正直病院なんてどこでも良いのです。
自分の身体を治してくれるところであればどこでもいいのです。

しかし、その認識を医療側がしてしまうと非常に危険です。
「ほかの病院でも対応してくれるだろう」「ほかの病院に回せばこちらの負担を減らすことができる」という考え方を持った病院も少なからずあるはずです。

そういった流れが一度できてしまうと、死者も出る事故に綱がるのです。
とくに急患などは本来一番近い病院で処理できることが理想なのですが、医師不足などによって対応できない事もありますし、そもそも急患を扱っていない病院もあります。

中には故意で「急患の責任は負えない」という方もいるかもしれません。医師が積極的に患者の命を救う気力を欠いているという現状が見え隠れしているのです。

たらい回し問題の対策

対策としてはやはり医師の意識向上と対応範囲の拡大、病院の充実などがあります。
この問題は医師不足の問題や医療費の問題と併発しており、一つ一つで独立した問題というよりは、他の問題に引きずられている問題も多いのです。

たらい回しは医師がしっかり対応することで解消できる問題なので、どのような患者であっても対応できる医師を育てることが必要です。
また、どの病院でも差がでないような施設にすることが必要なのです。

そういっても簡単なことではないからこそ大きな問題となっているのですが、こういった問題を一つ一つ解消していくことが解決への近道なのです。
地道に医療の問題について向き合っていくことが必要で、それぞれがしっかりした対策の意識を持つことが必要です。

たらし回しによって死者や出たりすることは非常に悲しいことです。
手遅れなどではなく、救える命だったものが失われているということを医師はより自覚することが必要です。