耳鼻咽喉科

合体しているが部位で全然違う

診療科紹介として最後に紹介するのは「耳鼻咽喉科」についてです。
この診療科は4つの診療科が合体しているものであり、それぞれ違った分野についての診療が行われることになります。

まず1つ目のパーツとなるのが「耳科」です。
名前の通り耳を対象にした診療科ということになります。
ただ、耳といっても実は意外と範囲が広いもので、外に露出している所から鼓膜までの間を指す「外耳」の部分、その内側にある鼓室を指す「中耳」の部分、そして更に内側にあり、平衡感覚を司る部位などが含まれる「内耳」の部分に分かれています。
それぞれについての医学的知識が必要となります。

2つ目のパーツとなるのが「鼻科」です。
呼吸に利用されるだけではなく、有害物質を排除する役目もになっているパーツであり、免疫上重要な役割があります。
それだけに病気になりやすい場所でもあります。

3つ目のパーツとなるのが「咽頭科」です。
咽頭は上咽頭、中咽頭、下咽頭の3つパーツからなる喉の部位のことです。
上咽頭は口の部分、中咽頭は口から喉に至るまでの部分、下咽頭は喉の部分を指しています。

そして4つ目のパーツとなるのが「喉頭科」です。
こちらは下咽頭と範囲は近いものとなっています。
下咽頭が食道の奥までを範囲としているのに対して、喉頭は咽頭から気管に至る部分を対象としています。
声帯もこの一部として含まれます。

耳鼻咽喉科の病気

それでは、耳鼻咽喉科において見ることになる病気としてはどのようなものがあるでしょうか。
まず耳の病気として「難聴」があります。
難聴にはいくつかの種類があり、それぞれ原因に違いがあります。

急に聞こえが悪くなった場合には「突発性難聴」、騒音地帯に長くいたことによって発生した場合には「騒音性難聴」、高齢になったことで聞こえが悪くなるのが「老人性難聴」という具合です。
さらに、音が聞こえにくくなっている原因がどの部位にあるのかによっても違いがあります。
音を感じる部分に問題がある場合には「感音難聴」、伝える部分に問題がある場合には「伝音難聴」となります。
早期であれば薬物治療が可能な場合もあります。

次に鼻の病気として「花粉症」があります。
もはや国民病と呼ばれる程多くの人が罹患している病気でしょう。
これはアレルギー症状の一種であり、特定の花粉に対してアレルギーが発生している状態となります。
最近では根治させられる治療法の研究が進んでいるなど、いずれ花粉症も治る病気となると考えられています。

喉頭科の病気としては、「嗄声」があります。
これは声が嗄れてしまう症状を言います。
声帯に問題がある場合などが多く、場合によっては外科的手法での治療が必要になるケースもあります。
特に声をよく出す仕事の人などは注意が必要です。