精神保健福祉士

精神障害者への社会的サポート窓口となる仕事

精神保健福祉士は日本三大福祉士資格とされているものの中でも最も新しく登場した、精神に関する障害を持った人を救済するための仕事です。

しかしその役割の重要性は資格が登場してから急激に増加しており、年々新しく認定される精神的な疾患や障害について理解をした上で、それぞれに適した方法を提案しなくてはいけません。

国家資格として位置づけられていることもあり、取得をするためには事前に専門課程のある大学、専門学校、養成所といったところに入学し、卒業時に合わせて国家試験を受験します。

精神保健福祉士養成課程がある学校としては、保健福祉系学部・学科のある四年制大学、短大、専門学校が挙げられます。

大学や専門学校では卒業時に精神保健福祉士など国家資格の受験要件が得られるかをパンフレットや学校案内に記載していることと思いますので、進学先を選ぶ時にはしっかりチェックをしておきたいところです。

国家試験の合格率は約60%で、楽勝というわけではないもののそれなり真面目に学校での授業を受けていれば合格をすることは十分に可能です。

試験は毎年1回、1月下旬の2日間をかけて行われます。
日程では1日めに専門科目、翌日2日めに共通科目を行うことになっているのが例年のやり方です。

その年の試験概要については官報に公示がありますので、受験をする年には学校を通じて細かく情報収集をしていくのがよいと言えます。

精神保健福祉士の勤務先と資格の生かし方

精神保健福祉士としての就職先としては、まず医療関連施設や福祉施設が挙げられます。
対象となるのが精神の病状ということから場所はかなり限定されることになるものの、社会的ニーズは非常に高く意義のある仕事をしていくことができます。

仕事として多いのが「医療ソーシャルワーカー(MSW)」というもので、病院など精神面での問題を抱えた人が訪れる施設において、どういった治療やサポートを受けていくことがよいかを提案していきます。

ただし医療ソーシャルワーカーの仕事と精神保健福祉士の資格範囲は必ずしも一致するわけではないため、求人内容は病院によりかなり異なってきます。

別の名称として「医療社会事業員」「精神保健相談員」といった呼ばれ方をされることもあります。
精神の病気の場合は特に、体に何らかの不調を感じているもののどこでどういった治療を受ければよいのかを患者さん自身で判断することができないことがよくあります。

そこで精神保健福祉士としての意見をもとに、どういった治療プランをしていくのがよいかを提案していくことが主な役割となります。

医療ソーシャルワーカーとなるためには、精神保健福祉士の他に社会福祉士の資格を取得しておくとかなり担当業務の幅が広がります。