柔道整復師
柔道整復師の資格を取るのは難しい?
整骨院などを開院しているのは多くの場合で柔道整復師になります。
柔道整復師というのは国家資格になっており、単純にマッサージができるというだけで柔道整復師を名乗ることはできません。
しっかりとした試験に合格しなければ、この職業として働いていくことはできないものとなっています。
柔道整復師になるためには、高校を卒業した後で養成施設に3年間通う必要があります。
そこでは生理学や運動学、解剖学など全部で11科目をしっかりと学び、最終的には国家試験を受けることになります。
柔道整復師になると自分で整骨院などを介する事も可能となり、手術などの治療ではなく体が持っている機能そのものを回復させ、痛みを伴う幹部の痛みの緩和などを行っていきます。
一つの治療術となりますが、しっかりと保険を使って治療が受けられるため、患者さんも多くなってきています。
また柔道整復師になるためには、体の隅々までしっかりとした仕組みを学びますので自分の体調が優れない時や体が痛くなってしまった時、またご家族や友人などにも施術を行ってあげることができるようになります。
体力勝負の仕事?
柔道整復師は前出の通り施術などを行わず自分の腕や指などを使いながら患者さんが痛みを訴える部分を回復させていくというものになります。
そのため、1日に何人もの患者さんを相手にすることになるため、体力勝負だといったイメージを持たれることも多いです。
しかし体力がない女性であっても、柔道整復師の資格を取っていますので必ずしも体力勝負と言うわけではありません。
体力で力任せに施術を行うのではなく、しっかりと体の仕組みに合わせながら施術を行っていきますので、体力そのものというよりは、やはり技術そして様々な知識が必要になってくるでしょう。
患者さんが痛みを耐える場所でもその程度や痛みの原因などは全て違っています。
そういった部分を細かく察知した上で適切な施術を行っていくというのが柔道整復師になります。
資格を取得すれば自立も可能
柔道整復師の国家資格を取得した後は一人で自立するということも可能になっています。
資格を取ってから初めて自立をする、またはこの仕事に就くという方もいらっしゃるようですが、それ以前に整骨院などで働き雑用をこなしながら資格の取得を目指すという人もいます。
その場合には早い段階からコミニケーション能力が身につき、さらには雑用を行っていく上で施術に使用するための細かな機器の把握やちょっとしたテクニックなども身につけることができるでしょう。
まさに見て盗むという部分になりますが、こういった経験が試験合格には非常に役立ちます。
自立して自分のクリニックなどをオープンするもよし。
さらには専門知識を習得した上でスポーツトレーナーになるという人もいるようです。
このほか、福祉に関係する資格を取得してケアマネージャーとして活躍する人なども多く、非常にさまざまな場面で役立ってくれる資格になっています。